夢のような豪邸に見えて!?中東系外資CAの海外生活の実情 | キャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア - CA Media

3000人以上のCAネットワークから情報を発信!
日本初のキャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア

夢のような豪邸に見えて!?中東系外資CAの海外生活の実情

藤原 絵里

一見すると華やかに見える外資系CAの海外生活。世界中を飛び回りセレブな生活と思いきや、現実は意外と苦労がいっぱいだったりするのです。今回は、中東ならではの海外生活の実情を公開いたします。

あまり知られていない外資系CAの海外生活

外資系CAの海外生活と聞けば、華やかな印象をお持ちになるかもしれません。

しかし、実際の海外生活事情はなかなか語られていないのが現実。

今回は私が住んでいたドーハの住宅事情を例に、実際の中東での海外生活をご紹介します。





夢のような豪邸!?会社支給の社員寮

私が所属していた中東系エアラインでは社員寮があり、豪邸のような社員寮の一部屋を3人でシェアしていました。

全てのお部屋がトイレ・お風呂付き。

リビング・ダイニングはとっても広く、それぞれのプライバシーが守られたお部屋です。


それでは、お部屋の一部をご紹介いたします。 

【キッチン】




【リビング・ダイニング】




地下にはプールとジムが完備されており、24時間いつでも自由に使えます。

【プール】


【ジム】



警備員さんと管理人さんのような方が24時間在中しているため、セキュリティもバッチリ!

とっても快適な寮でした。





豪邸に見えても必ず起きるトラブル



どんなに快適でも、トラブルはやっぱり起こります。

ある日フライトから帰ってくると、お部屋から誰かがシャワーを浴びているような音がしました。

「誰かいるのかな?」と、自分のお部屋だけどノック。


お返事がないので思い切ってドアを開けてみると、給湯タンクが大爆発中!

お部屋中水浸しになってしまいました。


すぐに管理人さんを呼んでなんとかお湯を止めてもらったのですが、修理をお願いするにはまず会社に連絡をしなければいけません。

会社が修理会社に連絡をして修理会社が来る、と言う流れなのですが、無料で修理してもら代わりに何故か何週間もかかります!

そのため、管理人さんに少しの気持ちを渡して有料の修理を頼んで、その日のうちに手配と修理をしてもらったりもしました。

社員寮は会社の備品の修理にあたるので本当はいけないことなのですけどね。





中東ならでは!?帰宅すると砂だらけ・・・



3~4日程のフライトから帰ってきて、まず最初にすることはお掃除!

カーテンを閉めていると大分ましですが、山のような砂埃が溜まっています。

年に数日だけ雨が降るのですが、そんな時は窓の周りの床が水浸しに。

1週間以上のフライトで不在にすると、雨と砂埃が固まっていて強く擦らなければ取れません。

こんなに砂に悩まされるのは、砂漠の国カタールだからこそでしょうか。


次のページ:家電の故障に虫問題。まだまあある中東生活の現実とは?

SCROLL